国土と都市

都市は長期の経済力の蓄積によって形成されます。ロンドンやニューヨークでは多くの住宅は低層で、中高層の集合住宅は希です。住宅は整然と並び、大きな庭があります。住民一人あたりの都市の面積が広いのです。

 

そうした欧米の先進国にある都市と比べると、日本の都市はずいぶん違います。町割りは雑然とし、狭い道路が歩行者の安全を脅かしています。古い戸建て住宅が取り壊されると、そこに複数戸の建て売り住宅がつくられたり、マンションが建設されたりします。

 

日本の国土は住むための土地を制限すべきほど狭くはありません。それなのに大都市ばかりか、地方都市でも似たような惨状があります。これは国土政策の失敗によるもので、都市の供給を怠ってきた結果です。

 

優れた計画による都市は、消費するエネルギーを減らしたり、産業の生産性を高めたり、通勤の負担を減らしたりできます。しかし、更新期を迎えたインフラを新しいものに取り替えるだけでは、深刻な問題を抱えた数十年前の都市を再び建設することになってしまいます。

 

都市や国土の計画は、日常の生活や文化、産業にまで大きな影響を及ぼすものですから、よく計画して、国民投票などで社会的な合意を形成して、なるべく早く問題を解決することが望ましいはずです。

 

世界の都市

Googleストリートビューで都市の住宅街を見てみましょう。
 
ロンドン オーフス コペンハーゲン レッチワース メルボルン

 

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